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執筆者の写真ryonegishi

六十回 ゲーム業界 -活人研 KATSUNINKEN- 「按図索駿(あんずさくしゅん)」

「按図索駿(あんずさくしゅん)」

みなさん、あけましておめでとうございます!


松の内も相当にすぎて、何を言っているのか?という感じですし、そもそもこの連載も自然消滅か?というくらいに書いておりませんでした。すみません。


書くことがなくなったわけではなく、逆に、いま、目の前に、肌で感じる問題が山積しており、はたしてどうまとめて、皆さんにお伝えするといいか?を考えておりました…


今回のタイトル、ほとんどの方があまり目にしたことない言葉だと思います。漢書の中にでてくる言葉なのですが、


「実際の馬を見ることなくして、情報や図のみで、考えたり、意見を持つこと」


をさします。ざっくりな意味ですがw


弊社のイベントなどにもでてくる「馬」がからむ言葉だったので、これにかけてまずは、新年一発目を記そうと思い至りました。


そもそも、なぜ、この言葉を年初のコラムに選んだか?と申しますと、よくいろんな企業さんの採用担当者や学校の先生方にお話をお聞きしていると、共通してでてくる言葉があります。


それは、


「いい子」


という言葉です。


【企業】

「いい子」が欲しいですねぇ

・今回のイベントには、あまり、「いい子」いなかったですね

・もうこのタイミングだと、「いい子」がいれば採りますけど…


【学校】

・今年は、これといって「いい子」が少ないです

・もっと「いい子」ばかりだったら…


などなどなどなど…どれほど、耳にタコができるくらいこの「いい子」という言葉を聞いたことか……結論から言うと、


「いい子」なんてものはいない!


ということです。逆に言えば、


「みんな、「いい子」ですけどね!」


ということですw


もちろん、企業において必要な人材は、その会社ごとによって異なります。


わたしも現場で開発をしてきている人間なので、新卒・中途問わず、現場はできるだけ「即戦力」に近い人材が欲しいのは、痛いほど理解いたします。でも、それは、中途採用や、業務委託、派遣会社さんと協力して満たせばよいところかと思います。


わたしは、中途に関しては、カルチャーアジャストに少し時間はかかれども、基本、Join初日からバリューを出せる人であってほしい!と思っていますし、わたし自身、セガさんからDeNAさんに転職したときもそれを心がけていました。


もちろん、最近では、「第二新卒」的な転職も多くみられるようになりましたし、今後1社でキャリアを終える人は減ってくると思うので、この「Join即日バリュー」は、場合によっては(経験や、年齢)やや基準を緩和しないといけないかもしれませんけどねw





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